IC-229修理

今回のIC229はWGLの私物品です、かなり以前から持っていたリグですがやっと修理することにしました。
現象は受信感度が若干悪い様なのですもう一台のIC-229と比べても強い局は問題ないがシグナルの弱い局がいまいちノイズ混じりになる
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まず骨董品のSGでOUT20㏈で比較してみました。
2台並べて比較です。
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耳で聞いてみると少し感度が悪いな~Sメーターの振れが悪いな~と思っていたのがSG入れると歴然と感度低下が判りました。
今回のIC-229は回路図がありますので良かったです、回路図からパターンを追って各要所にSG信号いれながらどこだどこだと悪いパーツを探しましたが結局アンテナからRF初段の入り口まで悪いところは見つかりません
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結論としてRFトップの3SK117が劣化していると決めつけました、入力のコイルL-18のコアー回しても変化が無いのが気になったからです。
トップの3SK177をネットで検索しても無い・・・・GaAs NチャネルMES形のものでないとまずいです
手持ちのパーツBOXを探すとありました買っておいた3SK241ですこれなら使えそうってな訳で交換作業です。
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チップTRの取り外しは足の部分の半田を半田吸い取り線で取れるだけ取りますその後・・・・ニッパーで砕いて取り外します上手くすると上の写真の様にポロっと外れます。
交換用の3SK241を乗せますが接着剤を基板にチョビット付けてキチンと位置出るまで調整して接着剤の乾くのを待ちます、何もせず慌ててチップ部品の半田付けを急ぐと・・チップ部品が半田こてに引っ付いて火あぶりの刑になります。
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無事半田付けが完了しました、半田も0.8mmの細い物を使った方が安全

基板上の半田くずやごみなどが残ってないか確認して治ったかどうか確認です。
SGの電源入れて。。。温まるまで一服です、いよいよテストです、結果良好(*^^)v
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この後アンテナ繋いで両機を比較してみましたが大きな違いはありませんでした
そしてL-18のコアー回すとスムースに利得が変化していきます。
もう一台のIC-2300とも比較しましたが同じような感じてでしたので修理完了としました。
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これでモービル機(10W)の予備機が出来ました。
今時10Wなんてと思う方も多いでしょうが・・・・・10Wされど10Wです。

by(^0_0^)nap