周波数カウンターⅢ

前回RF基板を仮付けしてテストしたら異常カウントしないがまだ異常発生時の条件にはなってないのでBNCコネクターを基板に付けたこれで組付け時と同じ条件です、電源ONすると異常カウントし始めた入力部に付いているAC/DC切り替えとアッテネーターの配線が悪さしているかと外してみたり配線をアルミホイルでシールドしたりしたが効果なしです。

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次にBNCコネクター入力Aを外しても変わらず入力コネクターBを外すと異常カウントが止まった、しかし指先でパターン触ると異常カウントするどうやらプリスケーラーICの入力Bに問題がある様です

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そういえばハンデーでカウント確認中受信状態の時ジュルジュルビューと異常表示の時は変な電波でスケルチが開いていたのを思い出した。

もう一度回路を見てみる事にしたがプリスケーラー部のパターンは回路図道理で別段オカシイ所は無い、一度MB506の回路をネットで調べると沢山出てきました当時メジャーなICだった様ですその中にMB506は入力オープンで発振気味になるとの記事を見つけました。

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 上記の症状はまさに発振気味で何かの拍子に発振し手をかざしたりすると止まったり置き場所のちょっとしたノイズで発振したりとギリギリの状態ではないかと判断

BM506の一番ピンに100KΩのダンプ抵抗を付けてみる事にした。

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ジャンク箱の中から1/8Wの茶、黒、黄色、金、の抵抗を探し出しIC1番ピンそばに半田付けして電源ON

何事もなかったように異常カウントは止まりましたあまり静かなので心配になり動いているかハンデートランシーバーでチェックをするも異常なし受信でも変な電波は確認できなくなったそこで分解していたパーツをすべて組付けてケースに収めた。

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チョット心配なのでエージングがてら放置です(笑)

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ちなみにこの作業するには写真にある様に3の種類の半田こて総動員でした(笑)

前の持ち主が最初は正常だったがしばらくぶりで電源入れたらおかしくなったと書いておられたので電子部品の何処かチョットした変化かエージング不十分だったかでしょう

ただ面白いと思ったことは発振するかしないかのギリギリのところって物凄く入力感度が良くなるように感じました、なんか懐かしい超再生のクエッチング発振の調整を思い出した。

NoⅢと有りましたがこれが最終回です無事修理完了とします

by(^0_0^)nap