前回修理したFT-780ですが上の段タクトスイッチが反応しなくなったので接点復活材吹いたが治らないので
見てくれ。。。との依頼です。
エ~ッ接点復活材吹いたの~。。。。
ネット検索で(きまぐれ天使)さんのブログに同じ修理記録が有りましたので参考にして修理開始。
まず、コントロール基板を蓮さなければならないためフロントパネル分解です。
普通はフロントパネルはプラスチックの化粧パネルで鉄板フレームに各部品が付いているのですがFT-780は
違いましたフロントパネルは重厚なアルミダイキャストで出来ておりそこにコントロール基板が付いています
ボリュームやエンコーダーなどはナットを外して本体からの配線に付けたまま残してパネル取り外しです。
外したフロントパネルのコントロール基板に不具合の有るタクトスイッチがプリント板に半田付けされているので
これを1つずつ外していきます。
ここまでは順調でしたが問題はタクトスイッチの分解です。
無理にノッチ部を引っ張ると外筒部が破損するような気配です、ノッチ部を良く見ると何やら穴が開いています。
この小さな丸い穴に千枚通しを引っかけて。。。。クイッとひねる様に力を入れると(パチッ)と引っかけが外れて
中のノッチが出てきました、すかさずヤットコでソ~と引っ張りだすと破損することもなく分解できた。
次に接点復活剤でベトベトになった各パーツをアルコールで洗浄します、タクトスイッチ中の導電ゴムコンタクトもベトベトです。
ここからの修理は(きまぐれ天使)さんの修理方法と同じです、アルミホイルをゴム接点部に張り付けてタクトスイッチに入れて組付けですパッチンパッチンと押し込めば完了テスターで導通チェックも忘れずしておきます。
1個だけ先行して試して良好だったので残りの5個も行いました。
後は分解と反対の手順で組付けです。
組付けはリグを立てて行った方がやり易かったパネルと基板の位置を見ながら各軸部品をソ~とゆすりながら
引っ張り位置が決まったらパネルの両サイドのネジを締めて固定し次に各軸部品の軸ナットを手で回るくらいまで付けるそしたらリグを横にしてリグ中で配線が干渉してないかを確認しながらナットを締めます。
ダイヤル、ツマミ類を取り付け。
組付け終わったら電源を入れて各タクトスイッチの動作確認です。
すべてのタクトスイッチは順調に働いています。
by(^0_0^)nap