私が持っているICOM AM-3Dです初代の井上電機製作所のFDAM-3が中々手に入らなかったがオークションで大切に保管されていたICOM AM-3Dを落札して手に入れました。
このリグののボリュームが経年変化でガリオーム化してしまったので何とかしたいとまずは代替のボリュームをオークションで探して落札しました。
代替え品が手に入ると何故か外観の違いが気になりだしたできればオリジナルのまま復旧したい(^o^)/
まずはボリュームの取り外しです、ナットを外してボリュームに付いているプッシュスイッチから照明ランプの配線を外します。
次にボリュームを本体から引き抜いて音量用の配線を外します、写真の様に代替品とは形が違います抵抗値もAカーブの15KΩで代替品はBカーブの10KΩです当然照明用のプッシュスイッチは付いていますが~
当然皆さんは-ボリュームのA、B、C、カーブの違いはご存じだと思います。
次にボリュームのプッシュスイッチ部から分解していきます、まずは組付け爪の折り曲げを伸ばしてそ~とカバーを外します。
何やら電車のパンタグラフみたいなパーツが現れました押したり引いたりの動作でスプリングがクリックリッっと反転動作をして接触子を上下させる構造の様です(素晴らしい)(^o^)/
次にボリューム本体のケース組付け爪を起こしてケースを外しましたするとやっとお目当ての抵抗体と摺動子が現れました。
ココからガリオームの修復です、多分摺動面に酸化膜が出来てのガリだと思うのでまずは綿棒で抵抗体表面をアルコールで綺麗に清掃します続いて摺動子の接触面も綺麗に拭き取りますそしたらコンタクトグリスを表面に薄く塗布します。
それでもダメな時は摺動子を少し横に曲げて新しい摺動面に当てる作業です(笑)
後はひたすら分解部品の組付けですスナップスイッチ部の接触子が樹脂からポロポロ落ちて苦戦(笑)
無事組みあがったら無線機本体に組付けてボリュームだけ試運転見事ガリオームが治っています(^o^)/
このまま各配線を半田付けしていきます。
今回は予備品が手に入った安心感から思い切った分解修正作業が出来ましたオリジナルのままに保存できて良かった~です。
夜中に作業終了52.20?のJJ2YBYを狸ワッチをしながらエージングして終了です。
by(^0_0^)nap