STANDARD C5000 ボリューム・スケルチの修理

アマチュア無線を再開して1ヶ月がたちました。

無線仲間からSTANDARD C5000 ボリューム・スケルチが突然効かなくなったから何とかならないかな~とお話があったネットで検索してみると結構な数で不具合の対策記事があったので勉強がてら修理して見ようと引き受けました。
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144メガの方は使えるが430メガのメインで使用していた方がNGとなって困っているとのこと。やっぱり頻繁に使用している方が壊れやすいようです。
 
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取り合えずフロントパネルを取り外すのに両横のビスをとります。
ボリュームを外す為にミゾ付き丸ナットを外さねば、ラジオペンチの先っぽを溝に合わせて整形です。
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144メガ、430メガ両方のボリュームナットをラジオペンチで回していく。
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外したパーツは無くならない様に天ぷらの入ってた発泡スチロールのトレーに(洗って10枚くらい有る)入れるボリュームをフロントパネルから引きずり出す。
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ボリュームユニットAssYで取り外すと厄介なのでこの場でハンダ吸い取り器で不良のボリュームを外すことに
 
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分解前にマーキングをしておきました、(前が赤で後ろが黒ですバラすと同じ部品が出て来そうだから)
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早速2本の組み付け棒を外し中身を見て見ると回転ブラシが樹脂ホルダーから外れています、ネットで見た状態と同じでした。
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ネットでは接着剤で固定した記事が多いので試して見たがこの樹脂には接着剤が効かないのはラジコンをしていて経験済み、しいてするとすれば四隅を溶かし込んで固定も考えたがリスクが多い(;一_一)
 
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さ~てどうしたものか・・・・(+_+)
コ字型の金具で挟み込む・・・いまいち
ホットボンド・・・・耐久性に疑問
リベットで固定・・・・樹脂に穴は空けれるが0.8のリベットは手持ちが無い。
園芸用のやわらかいアルミ線を削ってリベットを作る・・・・・めんどくさい
リベットの代わりに糸で縛る・・縛る・・よしこれで行こう(*^_^*)
と言う訳でピンバイスに木綿針をつけて先端をちょびっとカットし手動でシコシコ樹脂に穴を空けていく。
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コノ作業を音量ボリュームとスケルチリュウム2個分行いました。
指先の赤いのは怪我ではありません、マーカーの赤がくっつてたのです、悪しからず。
次にブラシ部品と樹脂部品を縫い合わせます。。。ははははは(*^_^*)変な表現
 
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縫い方は2通りの方法があります、1穴づつ縫って固定する。
 
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もう一つの方法はボタンを留めるようにまとめて2箇所を縫う方法
 
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どちらの方法がよいか判りませんがブラシの座り心地は後者の方が良い様です。
使用した糸は釣り糸(ケプラー)で強度は十分あると思います、この後瞬間接着剤て糸を固めます。
ただ穴に糸を通すのは老眼の私にはつらかった、針先で糸を穴の中に押し込むようにして入れた。
つくづく手術用の糸がほしかったです。
次にパーツ合体用のピンが要ります、ネットでは錫メッキ線だったりゼムクリップだったり色々ですが手持ちに丁度良い線が無かったので私はソリッド抵抗を粉砕してリード線を使いました、具合がよい事に先端がストッパーに仕えます。
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この線を2本作ります。
ボリュームAssyを仮組して見る。
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写真はアイコムの修理を代用したC-5000は撮り忘れたため
組み付け前のチェックです
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各ボリュームの変化が正常なので組み付けします。
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すべてのパーツを元の位置に戻し組み上げます。
パネルの照明球は予備の手持ちが無く発光ダイオードも無かったので今回は手付かずです。
 
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組み上げて電源ON、ボリーム、スケルチとも気持ちよく変化します。
たぶんボリューム面が擦り切れるまで外れることは無いと思いますが~。
 
以上で修理完了とします。
追伸 友人には144メガの方がイカれたら自分で処置するようにと言って有ります
 
by(^0_0^)nap