STANDARD C-6000修理

今回は自分用に落札したSTANDARDのC6000の修理です受信は両バンドOKですがマイクロホンが無いので送信動作確認はしていません、取り合えず430MHzと1200MHzとも音声ボリューム、スケルチボリュームが壊れてるのでそちらから修理です。

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まずはフロントパネルをずらしてボリュームの取り外しです。

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2個とも外したら分解します。

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1200MHz側のスケルチ接点は固定されていました将来のことを考えてこれも剥がしますがカッターを差し込んで剥がすも結構ガッチリとくっ付いている。

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正面からでは樹脂の溶かし具合が判りにくいが良く剥がれている奴よりるあんまりベターっと溶かし込んでないので少し肉厚が有り丈夫でした。

個人の見解ですが設計が悪いのではなく樹脂の溶かし具合のバラツキが寿命に影響を与えていると思われます。

グダグダ書ましたが修理を続けます、何時もの様に接点を糸で縛っての修理方法です0.5mmのピンバイスドリルで樹脂部の接点取り付け跡を狙って穴あけです。

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穴が開いたらケブラー糸で接点と樹脂部を糸通しを使って縫い合わせますその後瞬間接着剤で糸を固めて置く。

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縫いあがりはこんな感じです、余分な糸はこの後カットします。

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この作業を分解したボリューム4個全部行います、次に組付け用のピンを作ります軸径はどうやら1.0mmの様なので同じ径の銅線で作ります。

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次にピンの抜け止め部を0.32mmの錫メッキ線で内径1.0mmの輪っかを作りますf:id:nap2:20200822121253j:plain

息を殺し手の震えを止めての作業です【チョット大げさ(笑)】

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この輪っかを組付けピン先端に半田付けします。

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このピンも4本作ります先端の抜け止めをこんなに小さくするのはボリューム本体の軸側の溝に入り込むようにするためです出っ張っているとフロントパネルに干渉するためですそれからボリューム後部の金属部の穴は0.8mmなのでドリルで1.0mmに広げておきます。

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無事に2個ともテスターチェックもOKで分解整備が終わりました。

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無線機本体へ組み込みです。

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これでVRの接点は剥がれる事は有りません私がサイレントキーするまで持つでしょう(笑)

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ここまで組付けて有る事に気が付いた何とパネル両サイドの照明ランプが切れてる、また時間を見て交換しますせっかくムギ球100個も買ったの使わないと勿体ない。

by(^0_0^)nap