IC-351修理 送信編Ⅲ

IC-351の送信不具合ですが送信時9V電源電圧が2Vぐらいまで低下する。

何かヒントが無いかとネットで検索するとOMさんたちの記事がたくさんヒットしました、その中にT9V用のトランジスターのコレクターに入っている2.2Ωの抵抗が焦げていたとの事です回路図のここの部品です。

しかし私の場合電波の出る時も有るので一応現物のR15を調べてみることにしました。

まず基盤を外してひっくり返し半田吸い取り器でシールド板を1枚外します

それからお目当てのR15 2.2Ωの抵抗を外します。

外した抵抗の外観は見た感じ焼けたり焦げたりしていませんね~(^o^)/

ことわざに夜目遠目傘の中のことも有りますので外観だけでなくテスターでチェックしてみました(笑)

レトロなテスターですが測るとピクリとも針が振れませんので完全に断線しているようですが壊れかけの時は電気的刺激を与えると気まぐれに導通する症状は有るみたいです。【たまに電波が出るので・・・個人的見解です(笑)】

さて次は断線した2.2Ωの抵抗の交換ですが中々良い抵抗値がジャンク箱の中から見つかりません、普段なかなか2.2Ωなどの低抵抗は使いませんしかし古いパソコン電源の基板に運よく2個ついていました(^o^)/

チョットワット数がデカいが無いよりはマシか~ただし今度は何か有ると抵抗が焼けずにTRが壊れるかも(笑)

基盤外したついでに電源周りの電解コンデンサーもチェックしたが異常な値のコンデンサーは無かったです、送信時も9Vが無事出るようになりましたしかし送信時の全電流が規定値まで流れません約2.3Aどまりです。

RFパワー的には10Wだと3.5Aなのだが多分6Wぐらいしか出ていないかもね~しかしまだ送信各部の点検をしていないので何かのズレが有るのかも、それから気になるのがRFパワー調整のVRが反応しませんが取り敢えず電波は出るようになったので次は電源の入らない内臓のスイッチング電源を見る事にしましょう(^o^)/

つづく

by(^0_0^)nap