430MHzのリニアーアンプ

しばらくぶりに修理です430MHzのリニアーアンプですが送信しないと言うかパワーが出ないそうです。
外観は綺麗な弁当箱です中を見ると‥‥これまた綺麗です。
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エキサイターとファイナルの石を見ると半田付け部に何やらブツブツの小さな凹みが有ります
どうもテスター棒で測定した時の針後の様です。
私もこのまま電源とトランシーバー繋いでテストしてみました送信状態にする同軸リレーとマイクロリレーはカチカチと動きますがオムロンのリレーLZN403タイプが動きません当然各パワートランジスタにも電圧が出ません
リレー取り外して点検です。
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基板を外して裏側の半田付けを目視で点検しても異常が無いのでリレーを取り外します。
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この時リレーコイル部の半田付けがモソモソして芋半田状態なのが判明したテストで動作しなかったのは半田付け不良のためだと分かりましたががこのまま外して接点点検することにしたこのLZN403はすでに製造中止の販売終了品で手に入らないからです。
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外したリレーですカバーが瞬間接着剤を流して固定しようと頑張った跡があります。
蓋を取ってみると
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接着剤が中まで流れて接点を抑え込んでいました。
とりあえず接点の掃除です、接着剤の清掃の前に接点復活剤でベトベトのリレー洗浄から始めました。
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接着剤の除去と接点清掃です。
リレー外したついでに切り替え回路を確認してみた。
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リレーの片側は電源ON、OFF用でa接点のみ使用している、もう片側はアンテナ入力の切り替えに使用しているのが判る
電源OFFでリニアーアンプスルー
プリンアンプONでキャリコン使ってマイクロリレーで受信プリンアンプ入りと送信スルーの切り替え
電源ONでリニアーアンプトランジスターへの電源をキャリコン使って電源ON、OFF
さらにプリンアンプONで上記のプリンアンプ同時動作させているようです。。。アアややこしいわ~(笑)
ここまで考えて・・・・8Aクラスの電流をあの小さな接点通してトランジスターに流しているのにはびっくりです。
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そうこうしているうちにフラットケーブル断線させてしまいましたスイッチ部をぶらぶらさせながら基板何度も裏表とひっくり返していたせいです。。。。しくじりました。。。。ケーブルカットして配線やり直した。
リレーもテスト電源繋いでテスターチェックを繰り返し行いヨシとしますが劣化したリレーです信頼性は無し。
個人的代替品のSRA-12VDC-CL 12V 20A のミニチュアリレーに交換しようかと持ち主に相談したがそのままでよいとの返信でしたついでにOUTのコネクターNからMにしてくれとの事です普通はMからNなんだけどネ~。
組付けです。
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組付けて試運転です。
無事パワーが出てきました入力8WでOUT50Wです。。。。こんなもんでしょう
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私にはまったく無用の長物です。
皆さん平気でハイパワー出しますね~綺麗な電波でもインターフェアーにご注意。

by(^0_0^)nap