キーボードの修理

頂いたPC2台の内1台目は昨日無事Windows10のインストールも終わり無線仲間の所へ嫁入りしましたがその作業をしている時キーボードのスペースキーが反応しなくなってしまったWindows10インストールデスク入っている修復DOSコマンドでハードデスクの修復をしている最中だったのでスペースキーが使用出来ないのは致命的でした。

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幸いUSBキーボードなので差し替えて無事Windows10はインストールできたのだが

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本格的にキーボードの修理です、分解して見るとフィルム3枚有り1枚目と3枚目にキーマトリクスの印刷?配線がしてあり真ん中の2枚目は絶縁スペーサーの様でした早速テスターでスペースキーの断線箇所調査です悪い箇所は3枚目のスペースキーマトリクスの一部が(赤丸)所でした。

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テスターでは200Ωぐらいの抵抗値が出たりオープンだったりと判断線でONしなかったようです。

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赤丸の部分が何やら指で触ったような形状に変色しているそして矢印部分を境にテスターで高抵抗を示したり断線状態とどうも腐食が進行している様です試しにこの部分をバイパスして見るとスペースキーは反応するので間違いない様です。

バイパス用の材料です。

極細の線はイヤホンなどに使われている撚線をほぐして2本だけ新たに撚って使いますそして短絡させる素材は電磁シールドなどに使われているものを6㎜角に切って使います。

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この電磁シールド素材はSGなどの発振部のシールドBOXの蓋などの電波シールドに良く使われいるこれを使います。

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出来上がったバイパス線をマトリクス配線の所へテープで貼り付けますテープもテントやビニールハウスの補修用強力なものを使いました、

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バイパス箇所はスペースキー用の使ってない接点部ですそこから断線部を迂回して配線面積の大きい部分へ張り付けました細い線はそのまま引き回しですがこの線の絶縁皮膜は丈夫なのでそのままでも大丈夫です。

バイパス完了後PCに繋いで確認作業です。

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メモ帳を開いて入力確認すべてのキー入力異常無しなのでキーボードを組付けます。

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修理が完了した後気が付いたのですか悪い配線部を残して両側配線をテープでマスキングしてそこにこのシールド材を貼り付けれはスマートに補修出来たな~(笑)

導電塗料が有ればもっとスマートなんですがネ~所で試しに2Bの鉛筆でこすっても断線箇所は復活しなかった(;^ω^)

by(^0_0^)nap