ケンプロ KR-400RCの修理

友人のそのまた友人からの修理依頼です。

久々に無線をやろうとローテーターコントローラーのスイッチを入れたら電源が入らなかったそうです、スイッチを分解整備したら入るようになりアンテナの回転も確認できたそうなのですがコントローラーの指示針が回りっぱなしになり止まらないそうです。

コントローラーの中を確認するとサーボモーターが回りっぱなしになるそうです又駆動ギアーもひび割れして空回りしているとの事。

まずは回路を見てみました、すごいですね~まるっきりサーボ回路です初期の江本のローテーターとは大違い(笑)

今回手元に有るのがコントローラーだけなのでまずはフィードバックの500オームのポテンションメーターが必要です、本来はこのVRはローテーターの中に有る物です

取り合えず手持ちのVRの中から500オームを探してコントローラーの2、3に仮配線です。

次にコントローラー内ヒビの入った支持針駆動ギヤ―を何とかしなくてはなりません。

これもジャンクBOX内の手持ちのギヤ―から同じモジュールと歯数のギヤ―を探し出し内径の違いはブッシュでも作って補正しようと思いのましたがもっと良い方法を思いつきました(^o^)/

代替ギヤ―は使用せず緊急予備品として保管することにしてヒビの入ったギヤ―の修復にかかります、まず外形にしっくりハマるアルミパイプを探します。

パイプカッターでアルミパイプを輪切りにします、ギアーを打ち込みやすいように面取りを十分に行う。

平らな台の上にギアーを置いてハンマーで少しづつ打ち込んでいきます。

ギアー修正が終わったらサーボモーターに打ち込みです、出来上がりはこんな感じになります。

本来はこんな所のギアーは打ち込みではなくセットビス止めの金属ピニオンギアーを使うべきだと思うがコストのためか。

この後そのまま組んで見たのだか何だか片側だけだと心配になったので再度分解して反対側にもアルミのタガを追加した(笑)

これで安心して組むことが出来ました(^o^)/

その後取説に沿ってゲイン調整ゃ回転角殿スパン調整を行いました。

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無事ポテンションメーターにも気持ちよく反応します、回転が止まらなかったのは多分配線間違いだったのでしょうコントローラーはこれでいけると思うので修理完了といたしました(*^^*)

 

by(^0_0^)nap