LM-380アンプ

ローカル局とQSOで7~8年前にアメ横で買ってきたラジオが組み立てたが鳴らない、いや聞こえないとの
話で盛り上がった。

私が買ってきて友人に作れや~って偉そうに配ったものだが自分はまだ半田付けしてなかった(;^ω^)
急遽半田付けして組んだが確かに聞こえない。。。。まいったな~

検波出力が小さいので聞こえないのかとクリンタルイヤホーンをよく見ると昔のようにロッシェル塩の
板の上にアルミのやぐらが有りその上にアルミ箔がテント状に貼って有る立派な物では有りませんでした。

なにか圧電ブザーに使うような板状の素子が見えるだけだし銅板にリード線カリカリしてもか細い音??
しか聞こえない。。。どうも入力感度が極端に悪いイヤホーンの様です。。。。まいったな~

仕方ないので急ごしらえでミニアンプを作ることにした。
確かICは有ったはず。。。パーツBOXを見るとありましたLM-380 が1個だけ有りました。
早速基板作りです手持ちの片面基板をカット、LM-380の回路はインターネットで沢山検索できました。

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パーツを揃えます、部品BOXやパーツ取りの基板などから調達出来た。
何十年ぶりに回路図からプリントパターンを考えることにしたネットで見ればパターンは有るのだが
ボケ防止になるのでチョット楽しんでみました。

手書きのパターン用紙上からケガキ針で穴あけポイントにポッチキズを付けていきます、コレしないと
ドリルでの穴あけ時に刃がプリント板上を逃げて回る。。。。傷だらけになります。
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塩化第二鉄の塊がどこかに有ったはずなのですが見当たらないのでショップでエッチング液を買ってきました。
プリント板へのパターン書は昔はガリ版の修正液で書いていたのだが文房具店にもう置いて無いそうです。

仕方ないので色々考えて妻のマニキュアを事情を説明して黒色1瓶頂く事にした。。。。ああ良いよ~ダッテ
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マニキュアは乾くのが早いので重宝しますが手早く書かないと塗りつぶし部分はチョット大変でした。
乾いたのを確認してエッチング液にボチャン!!液の入れ物は豆腐が入っていたパッケージです。
軽く揺すりながら銅箔が溶けきるのを待って出来上がったら水洗いをしっかりしておく。
後は蛍光灯の光にかざしてパターン切れやショートが無いか老眼鏡をかけて確認した。。。。

残ったエッチング液はコーヒーの空き瓶へ移して保管しておきます。。。。まだ使えるから~

1ミリのドリルで出来上がったプリント板への穴あけです、センターポンチの傷が良く効いてドリルが逃げません
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もう一度穴明け終わったらパターンを確認し空け残しが無いか確認その後フラックスを塗っておく。
後はひたすらジャンクパーツを半田付けしていくだけです。
今回は実験アンプなのでICソケットを使いましたが本来は裏の銅箔部が放熱器の代わりになるので
プリント板へベタ付けが正式だそうです。


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すべて半田付けしたらショートしてないか天ぷらは無いか再確認した。
いよいよ電源繋いで鳴らして見ます。。。なりました。。って当たり前か~(;^ω^)
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いよいよ問題の受信機をつないで見ました。
何て事は無い大陸製のゲルマラジオなんです。。。わっははは
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外部アンテナ繋いでも日中はノイズが入り放送らしきものが入ってきませんが夕方から何にやら聞こえます
それでも受信してる放送が変です、アチャラ語放送が入るしフェージングも有る。。。。
突然日本語放送が入りだしました。。。。ハア~
放送局の名前は。。。。ラジオ日経でした。

短波放送なんですよSGでゲルマラジオの受信周波数を確認すると4MHz前後と6MHz前後10MHzの3か所で
ビートが確認できた、どこがが正式な同調点か。。。。わっはははは

道理でAM民放が聞こえないわけですな~(笑)

by(^0_0^)nap