ELH-730Gの修理

何やら友人がオークションで落札したのを持ってきて(これ動かないけど見て~)

タイトルがいきなりELH-730Gでは判らないですね~でも知ってる人は知ってるアルインコの430MHz用リニア―アンプです。

型番末尾にGが付くと立派なヒートシンクが付いている様です(笑)

ちなみにGが無いとただの箱です(;^ω^)

使えるか見てほしいとの依頼でカバーを外してみました、このアンプはネットで見るとたくさんの方が記事を書いておられるので今更って感じですがブログネタにはちょうど良い(笑)

実験用の3A電源に繋いでハンデ―から入力してテストですが電源差すだけでパイロットランプが点灯しました???電源スイッチON、OFF関係なしにランプが点きます。

電源配線たどって見ると前の持ち主の方の配線間違いのようなので配線し直しました。

これで良しとテスト再開です。

PTT握るとキャリヤーコントロールも正常に動作しますが電流が流れませんつまりパワーが出ません。

まず手始めに入力部のトリマー2個を回して同調点を探しましたそしたら電流が流れましたが電源容量越したので定電圧電源を10Aの物と入れ替えてさらにコレクター側のトリマー調整です。

オ~景気良く20Wを振り切りました、SWR計のレンジを上げて全体のトリマー調整したら30Wくらい出てきました(^o^)/

定格道理の出力ですがリレーOFFの状態つまりスルーの時はリレー接触不良でパワーロスが1W~2Wもあります。

試にリレー接点をラッピングフィルムで磨いてみました。

リレーケースが赤サビています前の持ち主も何か処置したようですね、これでダメなら思い切ってリレー交換した方が良いですね。

次に電源コネクターが無かったので作ることにしました、コネクターの形状はこんな感じです。

どこかで見たようなサイズと形状のコネクターですね、そうですパソコンの電源についているコネクターとサイズは同じなんですただし丸は有りません蒲鉾です(笑)

このコネクターの電極を抜いてのこぎりでカットしていきます。

カットしたら四角はそのままにしてカマボコの角を削って丸っぽく成形します(^o^)/

形が整ったら電源線をコネクター電極に繋いで差し込めば完成です、ちなみに真ん中の線は強制スタンバイ用です。

ネクター本体の抜け止め爪は位置が違うので掛かりませんが結構キッシリと入っているので簡単には抜けませんって言うか加工精度が低いのでキツ目です(笑)

修理と言うよりは調整だけでしたが前の持ち主が入力パワーが大きかったので同調ズラシて入力オーバーでトランジスターを壊さないように使用していたかもしれませんね。

今度の持ち主は何だか違う使用目的が有る様でニコニコしているのが気にかかる"(-""-)"

by(^0_0^)nap