たこ焼きデンギ―ヨットを作っている時小学校3年生の頃近くの駄菓子屋にローソクで走るポンポン船が売っており貯めた小遣い握りしめて買ってきて風呂場で走らせた記憶が甦ってきた・・あの時のワクワク感をもう一度と思い作って見る事にした。
まず蒸気エンジンとなるダイヤフラム装置から作ります、記憶を頼りにネットで調べるも銅パイプを丸めた装置が主流になっており記憶の装置とは違うがそれらしいのが有ったのでホッとしてまずはテスト用のプロトタイプから製作開始ですまずボイラー本体から作ります。
木型を作りからスタートです、大体の大きさを決めて型紙を作ります。
次に手持ちのかまぼこ板をノコで切って凸型作りです。
ボイラーとなる部分を凹ませてダイヤフラムが乗っかるミミの部位を作るため彫刻刀で段差を削り出します。
次に型を成形しやすいようもう一枚のかまぼこ板で凹型を作りますが板目の年輪が邪魔で綺麗に削るのが結構手間でした(笑)
凸凹の木型が出来たので次はボイラー部の材料探しです何か丁度良い物は無いかと探したら銅板は有ったが昔の記憶ではブリキ板だったと記憶していたので物置からアセトンの入っていた空き缶を持って来て切ってみると0.3㎜厚だったのでこれを使うことにした。
ブリキ板は錫メッキされているので何かと工作には便利で半田付けも用意な材料です、昔のブリキのおもちゃは缶詰などの廃材を利用してプレスなどで成形して作られていた何故かと言うとオモチャを分解して見ると裏側は缶詰の印刷がそのまま残っていることが多かった。
余談はこれ位にして木型にブリキ版を挟んで金づちで叩いて成形です、盛り上がってしわが寄ったら金づちで均してはまた叩くの繰り返しで成形していきました。
次にボイラーから水を噴出するパイプの製作です何故パイプを作るかと言うとホームセンターに銅パイプや真鍮パイプを買いに行ったのですがパイプの肉厚が厚く自分の記憶に有るポンポン船のノズルパイプとはイメージが違い過ぎたからです。
そこで0.2㎜厚の銅板からパイプを作る事にしました、一枚目の写真は真鍮板のように見えますが光の具合で見えるだけです(^o^)/
スライスした銅板を3㎜の真鍮棒にまるく巻きながら銅パイプを成形していきます。
出来上がったら合わせ目を半田付けして仕上げて置くここはあまり熱が来ないので普通の40対60のハンダを使いました、
次にこのパイプをボイラー部へ付ける為に曲げ加工が必要ですこのまま手で曲げると0.2厚のパイプが無残にも潰れたり凹んだりしますのでパイプの中に詰め物をして曲げる事にした。
色々と詰め物を探したが一番良かったのは3ミリ径のテフロン同軸ケーブルでした外皮もテフロンで中の絶縁物もテフロンですご存知のようにテフロンは硬いがしなやかな素材でパイプの中に通して曲げても潰れず引き抜くときは滑りが良いので簡単に引き抜けました。
もう一度テフロン同軸を差し込めば何回でも曲げ加工の修正は出来ます。
つづく
by(^0_0^)nap