FT-707s修理Ⅱ

続きです。

早速受信できないバンドから見て行きました他のバンドは送受できるので5MHz台のVFOはOKですまず3.5MHzのローカル発振から見て行きました。

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初めはランダムな周波数でしたが発振出力トランスを微調整していると発振し始めました各バンドのローカル周波数は下記のようになっているそうです。

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3.5MHzはoKとなりましたので次は21MHzの調査ですこれも出力トランス調整で何とかなると思ったがダメでした。

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色々と調べて見ましたが発振してくれません一度基板を外して発振部の本格的調査です。

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デップメーターでも発信を確認しようと思ったらなんとスイッチ入れっぱなしで電池切れで使えず急いで充電開始です(笑)

取り合えず発振部のTRを外してチェッカーで確認するもhfe170で規格内他のパーツをテスターチェックするも異常なし。

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この様な発振回路が整然とバンドの数だけ基板に並んでいます制御はすべてダイオードスイッチによる切り替えでした、ロータリースイッチの切り替え式の様に後々接触不良で苦しむより多少コストが上がってもこっちの方式が好きですね~と感心していないで回路パーツはOKなので残りはクリスタル振動子しか有りませんネットでクリスタル有りましたので即決落札で購入することにした。

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多分入荷まで2~3二日かかるのでボ~~と待っているだけではチコちゃんに叱られるので奥の手で強制発振させてみる事にしました、基板からクリスタル取り外しです。

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充電完了したデップメターのソケットに発振しないクリスタルを刺してスイッチON!!

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デップメーターの電流計が流れたので発信し始めた様ですもちろんこの時は基本波発振です。

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測定プローブの影響で少しはズレますが3倍のオーバートーン発振すれば11.8226MHz×3逓倍で35.4678MHzとなるのでこのまま強制発振を続けて水晶に気合をいれておきます。

つづく

by(^0_0^)nap