レトロな電源Ⅲ

 

前回の続きです。

制御基板をケースに固定する様にアルミ板で足を作りました。

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これでしっかりと固定できる

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ヒューズホルダーは大きいままですが何とか絶縁チューブで100V端子には触れない様にしておいた。f:id:nap2:20200518231837j:plain

 まだラジケーターは付けていません電圧チェックはクリアーです。

次に500mAの電球負荷をかけてのテストです。

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ここで問題発生です、一瞬電球はパッとついてすぐ暗くなってしまう私チョットパニック状態になる(笑)何で~????出力電圧が2.3Vぐらいまで低下している電球負荷を外すと元の電圧に戻るつまり電流が取り出せない状態です各半導体はすべてチェックしてOKだし???何で~~(+_+)

つづく

by(^0_0^)nap

 続きです(笑)

実験を続けて見ました負荷をかけると出力電圧が一瞬下がります整流ダイオードの能力不足化と思い大きい奴に替えても症状改善しません、電源の容量不足かと思い別の定電圧電源からトランス整流電圧と同じ32Vの直流を制御回路に入れて電球負荷テストすると異常なく点灯して元気に輝きますが元のトランス整流に戻すとやはり出力電圧が一瞬出るがすぐにドロップする

じしf:id:nap2:20200519030607j:plain

上図が現象のイメージ図です違いはトランスからの給電では元電圧が32Vが負荷をかけると28Vぐらいまで電圧降下するが外部給電では容量に余裕が有るので電圧低下が無い事です。

ここで初心に帰ってネットで定電圧回路の勉強です幸い良い教材が見つかりました

http://bbradio.sakura.ne.jp/psupply13/psupply13.html

修理中の回路を照らし合わせてみるとR1が付いていません。

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元からこの基板にはR1抵抗は付いていませんでしたまだ新品のパワートランジスタの時は電力感度?が良かったので動いていたかと試したくて手持ちのパワーTR探しましたがどれも2SBばかりでテスト出来ませんでした。

上記のネット先生のページをよく読んでR1は1KΩと有ったので基板に半田付けして負荷電球が取り付けてテストするとパッとまぶしく点灯しました消費電流は500mAと分かっているので30分ぐらいつけっぱなしで各部がどの程度暖かくなるか様子見です。

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R1が1KΩだと電圧調整の感じ気に入らなかったので現在は750Ωに変更しています

結果として制御トランジスターのベースに少し電流流してフィードバック制御の感度を上げたので一瞬の入力電圧ドロップでも制御が追いついたと自己判断しました。

レトロな電源にはレトロなラジケーターですね電圧監視にはちょっと荷が重感じがします(笑)

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すべてのパーツを組付けて定電圧電源の勉強会は無事閉幕です。

by(^0_0^)nap