TS-520の清掃

春の長雨でアンテナ工作もできず久々にTS-520の手入れをすることにした。
昭和53にハムサロンで購入した中古のTS-520Vです、完動品で3万円ぐらいでした。
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私が家に居るときは必ず電源が入っているリグです、一度AGCの半固定抵抗が接触不良を起こし修理して以来
カバーを外したことが無いのですが最近BANDスイッチとFUNCTIONスイッチが接触不良を起こして使いずらくなったので点検です。
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う~む。。。CWフィルターは入っていません。
リグの上面プリント版はだいぶ汚れていますが下面の方は意外と綺麗です。
まず、FUNCTIONスイッチを見てみると。。。。接点復活剤でベトベトです。。。。私は処理した記憶が無いのだが
FUNCTIONスイッチの下にテッシュペーパーの座布団てんこ盛りして洗浄液で丸洗いしてみました。
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何とか洗い流して汚れが取れたのか機能復活です、いつまでもつかは不明だがなにせこのリグは25KHzの
マーカーは欠かせないので復活はありがたいです。
次にBANDスイッチです。
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全部ロータリーウエハーを外して洗いたいが。。。。そこまでする元気がない。
見える部分だけでも竹串と綿棒と洗浄液でシコシコと黒ずんだ酸化物をそぎ落す事しかできませんでした。
それでも何とかバンド切り替えしても元気な受信音がスパッと聞こえるまで改善された。
ここまで古いと年に1回は接点清掃する必要がある様です。
次はファイナル部の点検です。。。ドライブ段の12BY7Aはゲッターが真っ黒。。。シールドケースに入っている
球は大体こうなる。
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12BY7Aには思い出が有ります50MHzのブースターアンプをこの球で作った時ダミーランプが明かるく点灯したので出来た~と喜んで受信にしたらまだダミーが点灯してます。。。自己発振していてその出力がTR-1000に戻り初段の2SA71を壊した。。。。

次にファイナル部のです。
シールドBOXのカバーを外すと見るも無残な姿をしていた。
何十年とヒーターSWも入れることなく裏のSGスイッチも切りっぱなし。。。間違ってSENDスイッチ入れても送信状態にならない様にしていたそれにしてもひどい汚れ。。。たぶん喫煙者。。私のせいだと思う。
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プレートチョークコイルやパラ止めそして冷却ファン、バリコンコイル、の清掃しモーター軸受け給油など
シールドBOX内の大掃除をした。
S2001を外して球磨きです、S2001ってこんなに小さかったかな~2A3や807をから比べれは小さいか~
私の知ってる一番大きな真空管はKW級の高周波焼入れ機に使っていたガラス水冷菅でぐらいです。
送信管はOMさん自作の角が二本のP球で整流管は水銀整流管でした、それでも出力100Wだと言ってましたが
2アマの方でしたのでパワー抑えていたのでしょう。

さて送信テストしたいのですがこのパワー用のダミーロードは無い。
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取り合えずヒーターSWを入れてしばらくエージングです。
今日の7MHzは静かだな~

by(^0_0^)nap