ZIppoオイルライター修理

長年愛用していたZIppoオイルライターが壊れたので仕方なくイミテーションのオイルライターを使っていたがついにこれも壊れてしまった。

上が正規品で下のがイミテーションです。

f:id:nap2:20200402014900j:plain

正規品も相当使い込んで表面のイワナの絵もすっかりはげ落ちています、このライターは蓋をロックするひょうたん型コマの板スプリングが折れて蓋がパカパカ開く。

イミテーションの方は蓋をロックするひょうたん型コマ自体が折損してしまった、材質がアンチモニーなので(たぶん)強度はあまりありません昔の車のドアの取っ手や窓ガラスを上下させるハンドルなどに採用されている金属です。

f:id:nap2:20200402014951j:plain

こうなったらニコイチで再生するしか有りませんどうせ再生するなら正規のジッポーを使えるようにしたいです、まず板バネを止めているハトメを両方のライターから外します。

f:id:nap2:20200402020034j:plain

ドリルでハトメのカシメ部をサラって外しました。

f:id:nap2:20200402020127j:plain

イミテーションの方から外した板バネを正規品に移植ですがハトメの穴の大きさが違っています。

f:id:nap2:20200402023605j:plain

イミテーションの方が径が小さいそこで穴を修正です。

f:id:nap2:20200402020531j:plain

これで組付け準備が整いました、まずは板バネ入れてハトメを内側から入れていきます。

f:id:nap2:20200402020733j:plain

写真でも判る様に正規品のZIppoオイルライターの中は綺麗に仕上げています、さすがですね~

次にハトメのカシメ作業です、まずセンターポンチで広げていきます。

f:id:nap2:20200402021035j:plain

内側のハトメ頭は平たいですがこんな形状の丸棒で押さえて置き上からポンチでカシメますがチョット丸棒の当て金がズレて変形してしまった、ハトメの予備が有れば即交換なのですがジャンク箱中に1個しか無かったのでこのまま修正ごまかしで我慢です。

f:id:nap2:20200402021433j:plain

次に火縄・・・芯??名前が判らないですがをハトメに通して置きじく芯?が中でS字を描くように綿花を詰めていきました。

f:id:nap2:20200402021705j:plain

最後に石をいれて石押さえネジを組付けです。

f:id:nap2:20200402022000j:plain

ZIppoオイルライターの蓋もきっちり締まるようになり開閉するときのキャッパと言う音と開いたときに出るチ~ンと言う音も久しぶりに聞きましたそうこうするうちに蓋の丁番のガタが気なりだした(笑)

何はともあれオイルを補給して親指でやすりをグリッとするとジュッポッと火が付いた。

f:id:nap2:20200402022536j:plain

思い出のZIppoオイルライター無事復活です。

by(^0_0^)nap