電鍵もどき回転軸タイプ編 Ⅴ

今回は接点アームのリターン構造検討の巻きです、定番のスプリングを用いた構造で準備した   手持ちのスプリング類

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電池ケースに付いていた物ボールペンのノックスプリングや出どころ不明品の中から丁度良いと思う物を使ってテストして見ました。

テスト1と外形がチョット大きめスプリングでのテスト2

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コリコリとネジ山にスプリングが干渉する感覚がスプリングが板の貫通穴に挟まるので樹脂ワッシャーを噛ましてみたが感触が悪い。

テスト3さらにスプリングの裾が広がったタイプや電池ケーススプリングのテスト4

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テスト3はやはり引っ掛かりが出るしテスト4ではスプリングが強すぎてイマイチ。

ならばマグネットではどうかとネオジム磁石を奮発して購入トライして見たイメージの中では一番良い結果が出るはずと思っていた。

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まず引っ張り配置のネオジム磁石を対で配置してテストです。

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軽いタッチで動き過ぎて接点アームが戻った時にプルプルと揺れる時間が長すぎて落ち着きが無い動きです。

ならばとネオジム磁石を2対で反発配置でテストして見たが・・・・

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コレでもタッチが軽すぎてプルプル感がどうしても残りました。

じゃー次はとボールペンのフック部に使われていた板バネが使えないかとテストして見る事にしたなぜかと言うと回転シャフトがDカットされているのでこの形状が生かせるからです。

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この板バネを使うには新たにステーを作らないと使えませんのでステー作りから始めました。

工程が長いので画像まとめた・・・手抜きです(笑)

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この手の長穴はドリルをバイスに固定して材料のアルミ軸をチャックして回転穴明した方が芯ずれがし難いです、穴が開いたらタップを立てておきます。

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取り合えず板バネの固定は省いて早速テストして見たらそこそこ良い感触で回転軸のセンターへの復帰も節度の有る動きです、しかしアルミ軸の角の摩耗が心配。

 

つぎは次圧縮スプリングは全滅だったので引っ張りスプリングを使ってテストして見る事にした、まず予行演習で手持ちのバネを2当分切って曲げビスに引っ掛けて動きを見てみた。

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動きを見ながら巻き数を調整して行くと何とか行けそうな雰囲気、だが引っ張りバネは手持ちがあまり無かったのでホームセンターで購入してきました圧縮バネが1個混じっていますが気にしない。

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引っ張りスプリングですので調整部が必要と思いスプリングの固定側受けを製作です 

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次にスプリングの引っ掛け部をビス作ったのですがネジを回転させるとスプリングもねじれるのでNGでしたのでただの引っ掛けとして使用することにした。

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 回転軸側にスプリングを取り付け巻き数を調整して先端の輪っかをラジオペンチでひねり出します。

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出来たら各パーツの組付けです、物が小さいので机の下に落とすと探し出すが大変です

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写真は1枚ですがこの間5~6回はスプリング交換と巻き数カット調整の繰り返しを行っています、リターン強さは支点軸の上げ下げで調整します取り合えずこの引っ張りスプリング方式で製作を進める事にしました。

 

ここまで時間が掛ったのはこの1軸回転機構に要因が有ります普通のパドルは2軸2アームなので中立点両軸ともストッパーで位置決めされるのでブレガ発生しませんが1軸2アームの中立点は構造上ストッパーが使えずリターンスプリングの張力や反力復元位置に依存するからです、この点板バネ方式には捨てがたい長所が残されていましたが・・・・

次に可動接点の取り付けに移ります。

つづく

by(^0_0^)nap