TR-9300レストア(受信編)もいよいよ大詰めです一度ブロックダイヤグラムで今までの動作確認をまとめて見ました。
最終的にFMはOKなのでAM、SSBの受信共用信号回路を攻めて行きます、SSBモードで音声ボリューム一杯上げるとSG信号がかすかに聞こえるのでミキサー段は生きている様です当然局発やPLL信号はカウンターで発振確認はOKですので残りはIF段のTR類を外してチェッカーで確認しました。
最後に残ったのはQ9~Q10のdualgateMOSFETの3SK73でドレンとソース電圧は正常にかかっているのにG1、G2が動作していないみたいでした。
3SK73を外してチェックです。
外して見ると足が腐食して今にもポロっと折れそうですがチェッカーではOKと出ましたどうも半田付け部が腐食で接触不良を起こしていた様ですOK品でもチョット使う気にはなれませんです(笑)
ここからネットでFET探しですがどこにも無い!!です(;^ω^)
いろいろと探しましたが結局3SK60が良いようです値段も安いこれを発注して入荷待ちその間DENON DP-3000を修理します。
結構早くFETが入荷しました。
噂によると何とかモードと何とかモードの両方を動作が出来ると書いて有ったが勉強不足で私には意味不明です、取り合えず交換して見ましたQ9~Q10とも両方腐食が激しいので無条件に両方交換しました。
ここで一休み何時もの修理風景ショットです。
さていよいよ試運転です、電源ON【しかし貫禄の有る無線機になりましたね~】
無事FM、AM、SSB、CWと切り替えても信号がスピーカーから流れてきました早速50MHzのビーコンを受信して見た、これに気を良くして残りの3SK73もすべて3SK60に交換しました。
ここまで来るのに2016年から足掛け4年かかりましたね~また気が向いたら今度は送信部の調査修理???
今回でTR-9300レストア(受信編)は終了とします。
by(^0_0^)nap