IC-560の修理 No3

さてIC-560の修理の続きです。
PLLのサブ基板が悪いのかと異常時に外して無謀にも電源を入れて見たら周波数表示は動いていません。
好奇心で正常時はどうなのかとPLLのサブ基板を外してテストすると、なんと周波数表示が早い速度でカウントダウン方向に動いています。
取説道理です。
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PLLサブ基板を外したり付けたりして何気なく基板を見るとサブ基板の下にあるIC2個だけ足真っ黒ですTS-120の修理の時もICの足が真っ黒に煤けていたことを思い出して掃除をした。
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清掃前の写真撮ってなかったので代用写真でのイメージです、実際は足との間まで綿毛のような黒い物がたまったいました。
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清掃は砲金ブラシで擦ればパラパラと取れる感じですが静電気で壊れると怖いので竹串でシコシコそぎ落とす仕上げはアセトンで拭いてフラックスを塗っておきました。
 
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不思議なことに足が真っ黒に煤けていたのは下の写真2つのICだけでした、他のICはピカピカですメッキの違いか??
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試しに組み付けてテストしてみると。。。大変良好です。。(^O^)/
 
多分足についていた煤けた黒いものが微妙に隣同士でなどと信号がリークしたり湿度、温度の変化でも漏電したりして誤動作を起こしていたと思います。
再発しないかオートスキャンをかけて追加テストを行っています、36時間は無事に動いています。
今回はアイコム取説の回路動作説明が非常に役立ちました感謝です。
余談ですが(アイコム50年史で検索すると懐かしいリグのお話が連載されてました)
 
1度はあきらめていた機械ですが当時アイコム50MHzのトランシーバーを作ってほしいと無線仲間と要望した後に出てきた製品で思い出が有るんです。。。(-。-)y-゜゜゜お母ちゃんに無理言って買ってもらったし~
 
最終回で無い所がミソですな~(笑)
 
by(^0_0^)nap