IC-232不具合No3

前回の続きです
不具合が出るときはSSBとFMの切り替えしたりなどの電気ノイズが発生したときやエアコンで室内が冷えたりまた室温が高くなったりしたときにSメーターが最初はバタついてその内正常になる。
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モード切替などので良くなったり悪くなったり?クリスタルフィルターのケースもアースされていたので入力TRの3SK40カンケースをアースしたりもして見た
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裏面のプリントパターンでアースグランドがなぜかわざと離してあるのだが銅箔が残されていたので半田盛りして短絡して見たりもした。
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しかし、全くもって症状には影響なし良くなったり悪くなったりだから素子が劣化しているのは間違いないので昔から行われいる方法で再調査急遽スポーツ用品店に出かけて急冷剤(アイシングスプレー)を買ってきました。
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これを各素子に順番に吹き付けていきます正常なパーツはなんの反応も起こらないが異常の素子は反応するすると赤枠で囲った部分にかけると症状が治まりました。
急冷した素子がゆっくりと常温に戻るにつれてSメーターが振ってきて不具合が出てくるさらに赤矢印のAGCバイアス調整の半固定抵抗を思い切って回すとゲインは無くなるものの安定してくる2SC945のベースがアース電位に近くなるので不具合が低減するようです。
 
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悪いのは2SC945か2SK30Aかさらに個別に急冷して症状の変化を調べて見ました。
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個別にトランジスターを囲って急冷剤で冷やすと2SK30Aは反応せず2SC945で反応が出ました。
よしよしこれだ~(^0_0^)
早速代替トランジスターと交換です
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定番の2SC1815 です山ほど買って置いた予備品です。
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ハンダ吸いとり器の出番です、SSBユニットを取り外して心置きなく交換しました。
意気揚々と組み立てて電源ONあれ~治ってない(;^ω^)
外した2SC945をTRチェッカーで測ってみると悪くありませんでした。
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早くチェッカーで見るべきでしたね~我ながら情けないです、気お取り直してもう一度調べて見ると真因は
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赤丸で囲ったR58の半固定抵抗でした、2SC945が急冷で反応したのはベース電位が不安定な状態だった為ではないかと後で考えれば納得できます。
横の1KΩの半固定抵抗のように表面が黒く煤けて真っ黒だったのを一度外して抵抗値を見ると値が不安定に変化する摺動子を回し切るとカーボン面から外れるので安定する。
このAGC設定半固定抵抗をアルコールで洗浄、摺動子の間にプリント用紙を挟んで接触面も磨いたテスターで測って綺麗に値が変化するのを確認して基板に戻しました。
今度こそ~(;^ω^)
 
電源ON見事綺麗なノイズが出て来ましたやったー思わずガッツポーズ。
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まる1日のエージングしても不具合は発生しないしアンテナを繋ぐと外来ノイズでメーターが振ってます
この機械はチョット利得が多すぎるようです、今度成田商会に行って半固定抵抗買ってこよう~IC-232の不具合はとりあえずこれをもって完了とします、次の修理が待ってますから。。。(;^ω^)
回路図の在りかを教えてくれたローカル局に感謝(^_^)v
 
by(^0_0^)nap