TS-120Vの修理 No4

TS-120Vの修理の続きです。
前回電源部を修理してからあちこちの電圧チェックはOKでした。
次に調子のよい時PLLの所で入力信号のコネクターを抜いてAF信号でノイズが止まるか確認してみるとPLL止まってもAF信号からガリ。。ブッとノイズが出ているのを確認もう一度信号コネクターを繋ぐとノイズが出るタイミングで周波数表示が消えます。
PLL基板全部のコネクターを抜いてIFとAFだけでボリュームいっぱいに上げて聞くとやはりノイズが出てる。どうもPLL回路は関係ないみたいデス。
ココからは機械設備保全で培った(カン、コツ、度胸の世界です)
まずIFシフトのUSBとLSBで大きくズレているのが気になる、経年変化にしてはズレています。
そこでAF基板を外しいCAR基板を見て見ることにした。
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TS-120Vはメンテナンスがやり易いので有名です、アッシーで簡単に配線外さなくても見ることができた。
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これがCAR基板です、信号聞きながら基板をあっちこっちいじるとノイズと共に周波数表示が消えますトリマーコンデンサーを見ると何やら回したあとが有る、とりあえず基板を外して見ます。
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簡単に外れました、USB、LSBの発振基板です回路図と照らし合わせて確認です。
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発振は2SC1959でバッファーに2SC460が2段で出力されている、温まってくると症状が出なくなるのでコンデンサーかと思ったがセラミックとタンタルしか付いていないし。。。。
 どうも気になるのでPLL基板修理の時に外した悪くない2SC460が沢山有るのでこれと交換して見ることにした
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交換完了です
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2SC460の足が黒くなっているが、根元の樹脂パッケージは綺麗でした本当に悪くなると足根元の樹脂部にキラっと蒸着メッキしたような輝きが見えるのだがこのTRには無かった取り合えずCAR基板をもとに戻してテストして見ましょう。
 
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電源ON。。。(´・ω・`)
パッと周波数が表示されました、1分。。。5分。。。。30分。。。。。オオオオ~
ノイズも出ないし周波数も安定しています。
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しかし本当の原因が分かりません、単にCAR基板の2SC460の半田付けが劣化していただけかもしれないしトランジスターのhFEが落ちていた為か。。。これが。。(カン、コツ、度胸)の盲点です。
分解部品を使う以上せめてhFEが測定できるTRチェッカーでも作っておかないとドツボにはまりそうです。
オシロが壊れていなかったらもっと早く原因がつかめたかもしれないしせっかく有る周波数カウンターも活用しなかったし~。。。まだまだですね~。。。(/ω\)反省
 明るい話は~シャック棚を一段上げました。
手元に無線機が有ると半田くずやドリル作業での切り粉等が無線機に飛び散るので前から気になっていた。
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結局は下の棚。。。。物置になっていますが~。。。はははは
 
by(^0_0^)nap