TS-120Vの修理 No2

TS-120Vの修理の続きです。
PLLの回路図です。
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SN16913Pの清掃後もノイズと共に周波数表示が消えるという症状の改善が出来なかったので次の手を
ネットで情報収集して見た。
この部分のICも劣化すると不具合が出るとの話も有ったので清掃して見た。
足の部分が真っ黒でいかにもって雰囲気だが~
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残念ながら症状は改善されない。

この時代の無線機に多用されているトランジスターで2SC460が劣化してくると色々な症状が多発すると有った。
測定器はテスターのみなので何とかTRを外さなくても調査出来ないかと再度増幅回路の基礎を勉強して見た。
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このホームページには大変解りやすく解説してありました。(http://www.op316.com/tubes/tips/tips0.htm)
トランジスタが正常に動作している時、ベース~エミッタ間電圧(VBE)は0.6V前後になるという性質があります。
実際には密集した基板のTR類ではテスター棒が入りませんしショートさせるリスクが高いので諦め
すべての2SC460交換する方法を選びました。
問題は2SC460の代替え品ですが幸いにも前回分解した基板にTR類が沢山付いていたのでTR規格表で
調べてみた。
1980年度版だがかろうじて2SC1740が載っていた。
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代替えのトランジスターです。
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ある程度数が有るのが2SC1740です、これの規格を2SC460と比較すると何とか使えそうですので
テスターで一応チェックして不良では無い物を使用することにしたがhFEの測定はしてない。
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PLLの基板上の2SC460の配置です。
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例のごとく半田吸いとり器で慎重に処理してTRを7個取り外しました。
ジャンクパーツ取りと違って実戦はチョット気合が入る、特に交換の半田付けはブリッジが無いか拡大鏡
真剣にチェックした。(;^ω^)
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無事すべてのトランジスターを交換していよいよ火入れ式です、緊張と期待が入り混じっている。

電源ON  (/ω\)ダメダ~~症状変わらず~

さ~てどうした物かな~。。。。。次の手は。。。。


つづく

by(^0_0^)nap